まさかの「野合にダブルスコア近く」NHK最新世論調査で判明・与党の支持率に自民関係者も思わず驚愕(2024年4月10日『SmartFLASH』)

「この数字なら大負けはない。岸田さん以外で選挙をやれば」

 こう語るのは、ある自民党衆院議員秘書だ。「この数字」とは、NHKの最新世論調査(4月5~7日)での、各政党支持率のことを指す。以下が、各党の支持率である。

【ひと目でわかる】1年後に政権を取ってほしい政党は?

自民党」28.4%
立憲民主党」6.5%
日本維新の会」4.7%
公明党」4.0%
共産党」2.4%
「国民民主党」1.5%
「れいわ新選組」1.7%
社民党」0.5%
「参政党」が0.5%
「みんなでつくる党」0.1%
「特に支持している政党はない」41.3%

「調査結果では、内閣支持率は2ポイントダウンしたものの、自民党があれだけの事件を起こしたにもかかわらず、3割近い支持率があります。支持政党なしは4割ありますが、まあ、いつものこと。

自公合わせた支持率が32.4%なのに対し、立憲、維新、共産、国民、れいわ、社民を足しても17.3%しかありません。ダブルスコアに近い数値です。政党支持率が、そのまま選挙結果として数字に表れるわけではありませんが、与党と野党の政党支持率は接近しているのでは、と予想していました。なので、この数字は想像を超えており、かなり驚きましたね」(前出・議員秘書

 別の自民党関係者は言う。

自民党の党員たちと話をしますが、自民党候補には入れたくないが、かといって野党に入れる気もない。棄権するかもしれない、という意見が少なくない。自民の票は減るでしょうが、その票が野党に投じられることは少ないのではないかと見ています。ただ、支持政党なしの無党派層の動きがどうなるのか、ここが肝になるような気がします。ただ、選挙区では野党の候補者一本化が進んでいないようですから、大敗は免れるのでは、という希望的観測は持っています」

 次回衆院選は7月になるのか、自民党総裁選後の秋になるのか、それとも2025年10月の任期終了時になるのか。「6月解散、7月選挙説が根強い」(政治部デスク)というが、次回衆院選に出馬予定の候補者はいま、何を考えているのか。

 優勢とみられている野党の次期衆院選新人候補者は「もう、いろいろな報道にイライラしています。とにかく1日でもいいから、早く選挙をやってほしい。とくに新人候補の方々は、みなさん、早くやってほしいと思っているはず。まあ、自民党候補で劣勢が伝えられる先生方は、2025年10月の任期いっぱいまで、選挙は勘弁してほしいという気持ちでしょうね」

 支持政党なし、日本の選挙を動かすのは、やはりこの人たちになるのだろう。