韓国総選挙 きょう午前6時に投票開始 ユン政権の中間評価(2024年4月10『NHKニュース』)

韓国で4年に1度、国会議員を選ぶ総選挙は、10日、投票が行われています。ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権の中間評価とも位置づけられていて、安定した政権運営を支えたい保守系の与党と、政権を審判すべきだとする革新系の野党のどちらが第1党になるのかが焦点です。

4年に1度行われる韓国の総選挙は、小選挙区比例代表あわせて300議席をめぐって争われ、10日午前6時から1万4000か所余りの投票所で一斉に投票が始まりました。

今回の選挙は、5月に5年の任期の3年目に入るユン・ソンニョル政権の中間評価とも位置づけられています。

9日までの13日間にわたる本格的な選挙期間中、各党の幹部らが全国を回ってユン大統領の政権運営の是非などをめぐって論戦を繰り広げてきました。

選挙戦は、少数与党から脱して安定した政権運営を支えたい、保守系の国民の力と、政権を審判すべきだと主張し、前回に続く勝利を目指す、革新系の野党・共に民主党の2大政党を軸に展開され、解散のない一院制の国会でどちらが第1党になるのかが焦点です。

先週行われた期日前投票では、投票率が31.3%と、総選挙としては過去最高を記録し、有権者の関心の高さをうかがわせています。

投票は午後6時に締め切られて即日開票され、11日未明には大勢が判明する見通しです。