“小林製薬の紅麹 使用製品を摂取 体調不良3人” 台湾メディア(2024年3月31日『NHKニュース』)

台湾のメディアは、小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取して体調が悪くなったという人の数が3人に増えたと報じました。

これは台湾の中央通信が30日夜、衛生福利部食品薬物管理署の高官の話として伝えました。

食品薬物管理署は、小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取して体調が悪くなったという人からの通報を受け付けていますが、中央通信の取材に対し、この高官は「予期しない反応があったという通報をこれまでに3件受けた」と答えたということです。

このうち1件はさきに報道された南部の高雄に住む70代の女性のケースで、台湾のメーカーが製造したサプリメントを3、4年前から摂取し、去年3月に急性腎不全と診断されたということです。

また、現地の報道によりますと、新たに把握された2件のうち1件は中部の台中に住む40代の女性で、台湾の別のメーカーが製造したサプリメントをおととし7月から12月にかけて摂取し、ことし1月に腎臓の機能が低下していると診断されたということです。

食品薬物管理署は今後、これらの人が訴えている症状と小林製薬の紅麹原料を使った製品の摂取との間に関連があるかどうか、専門家による評価を行うということです。