大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題で日本時間の26日朝、大谷選手が声明を出し「数日前まで彼がそういうことをしていたのは知らなかった。僕自身はなにかに賭けたり、それを頼んだりしたことはない」と賭博への関与を否定しました。
“水原氏を違法賭博の疑いで米国税当局が捜査” 米メディア
《発言要旨》
「僕自身はなにかに賭けたり、それを頼んだりしたことはない」
大谷選手は冒頭で「僕自身も信頼していた方の過ちというのを悲しく、ショックに感じています」と話しました。そして「僕自身はなにかに賭けたり、それを頼んだりしたことはない。口座から誰かに送金を依頼したこともない」と話しました。
さらに、声明では「数日前まで彼がそういうことをしていたのは知らなかった」と水原氏が行った行為について認識していなかったとしています。
「水原氏が代理人に対して説明したことは全くのうそ」
大谷選手は「水原氏が代理人に対して説明したことは全くのうそだった。僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、僕の周りにもみんなうそをついていたというのが結論だ」と話しました。
「借金返済に同意していないし送金を許可したことはない」
「ギャンブルに関して知ったのは韓国で行われた1戦目のチームミーティングの時だった。英語で話していたので完全に理解できていなかったが 何となく違和感を感じていた。彼は僕に『ホテルに帰ってより詳しいことを話すので待ってくれ』と言い、ホテルまで待つことにした。水原氏がギャンブルの依存症ということも知らなかったし、借金をしていることもミーティングの時まで知らなかった。借金の返済に同意していないし、送金を許可したことはない」と話しました。
“開幕戦後 勝手にアクセスし送金していたことを知った”
さらに「開幕戦のあとにホテルで水原氏と話をして、巨額の借金があることを知った。そのとき口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたことを知った」と話しました。
「ことばでは表せない」
また「正直、ショックということばが正しいとは思えないし、ことばでは表せない。シーズンが本格的にスタートするのでここからは弁護士に任せ、警察の捜査に全面的に協力したい。気持ちを切り替えるのは難しいが、シーズンにむけてスタートしたい。これが話せるすべてです」と話しました。