コザ高校空手部主将の自死 「顧問からの理不尽かつ強烈な叱責」が要因 再調査委が結論、沖縄県に報告書 生徒の人権尊重も提言(2024年3月23日『沖縄タイムス』)


 沖縄県立コザ高で2021年1月、空手部主将だった2年男子生徒が顧問教諭の暴言を伴う激しい叱責(しっせき)を受け自死した問題で、県の知事部局が設置した第三者再調査委員会(委員長・古堅豊弁護士)は22日、「(自死前日にあった)顧問からの理不尽かつ強烈な叱責が大きな要因」と結論付けた調査報告書を玉城デニー知事に提出した。

さらに同校や県教育委員会に対し、生徒の人権尊重が最重要視される学校体制の確立を提言した。県には子どもの権利条例や相談・救済機関の早期設置などを求めた。

(社会部・新垣亮)