デジタル庁、次期マイナカードのデザインイメージ公表 何が変わる?(2024年3月18日『毎日新聞』)

新しいマイナンバーカードのデザインのイメージ(表面)=デジタル庁提供

新しいマイナンバーカードのデザインのイメージ(表面)=デジタル庁提供

 

 デジタル庁は18日、2026年にも導入する新しいマイナンバーカードのデザインイメージを公表した。券面から性別の表記を削除する方針を決めており、開会中の通常国会で関連法改正案成立を目指す。

 そのほか、生年月日を和暦から西暦に変更し、氏名のローマ字表記も券面に記す。さらに、国の保証の下に発行されていることを明確化するため、券面に「日本国 JAPAN」と記載する方針。また、現在は表面にある臓器提供意思表示欄は、裏面に移る予定だ。【後藤豪】

 

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新たなマイナンバーカードのデザイン案公表 性別表記を削除(2024年3月19日『NHKニュース』)

  マイナンバー

 

デジタル庁は、2026年の導入を目指す新たなマイナンバーカードのデザイン案を公表しました。いまのカードに記載されている性別の表記を削除し、生年月日の表記を西暦に変更するなどしています。

デジタル庁は、マイナンバーカードの更新時期を迎える人が出てくる2026年にあわせて新たなカードを導入する方針で、19日、デザイン案を公表しました。

それによりますと、いまのカードと比べて、読みやすいよう全体的に文字のサイズを大きくし、生年月日を和暦から西暦に変更したり、氏名のローマ字表記を加えたりしています。

さらに、性的マイノリティーの人たちへの配慮などからいまのカードに記載されている「性別」を削除するほか、発行日から5回目か10回目の誕生日までだった有効期限を、更新漏れを防ぐため、それぞれ1か月延長するなどしています。

河野デジタル大臣は、19日の閣議のあとの会見で、「国民にとってより利便性が高く魅力的なカードとなるよう検討してきた。より使いやすいカードにしていきたい」と述べました。

 

次期マイナンバーカード ”新たな名称” 河野デジタル大臣が公募に意欲(2024年3月19日(『テレビ朝日系(ANN)』)

 

次期マイナンバーカードについて、河野デジタル大臣は新たな名称を公募をする考えを示しました。

河野デジタル大臣「マイナンバーとマイナンバーカードがやっぱり混同されているというのは引き続きそういう状況もありますので、新たな呼称を公募を経て検討することなどもやりたい」

政府は、次期マイナンバーカードを2026年にも導入する方針です。デジタル庁が取りまとめた案では、性別の記載をなくし、必要な暗証番号が現在の4つから2つになるほか、更新忘れを防ぐため、有効期限を「10回目の誕生日」から運転免許証と同じ「誕生日の1カ月後」にします。

また、暗証番号を間違えてロックされた場合でも、自治体の窓口などに行かずにオンラインで解除できるようになります。ただ、更新時には引き続き対面での本人確認が必要です。