女性ダンサーの衣装に参加者がチップのようなものを挟み込んでいるように見えます。去年11月、自民党の若手議員らが参加した懇親会。ボディタッチがあったかについて、会を主催した県議は「記憶にない」と答えていました。
【写真を見る】【独自】新たな写真“ビキニにチップ”自民党の不適切会合
ボディタッチは「記憶にない」【news23】
■「まさかまたやるとは思っていなかった」
不適切な懇親会は、かなり盛り上がっていたようです。 自民党の若手議員らが参加した懇親会に、露出の多い女性ダンサーが招かれていた問題。 JNNが新たに入手した画像に写っていたのは、ビキニのような衣装を着て下半身を突き出した女性の姿です。
そばにいる男性は、メガネを額にかけ中腰のポーズ。“チップ”のようなものを衣装に挟み込んでいるように見えます。
他の参加者はどうしているかというと、笑顔で拍手。 別の画像には、他の男性がチップを口移しで渡している場面も。他の参加者は大きく口を開け、歯を見せています。 全員、女性ダンサーに大はしゃぎしているように見えますが、“これはまずい”と感じた参加者もいたようです。
和歌山県連の地方議員 「これはまずいな。ちょっと場に合っていないと感じていた。1回目のダンスがあった後、県連の幹事長が注意していたので、2回目が始まった際には、まさかまたやるとは思っていなかった。ただただ驚いた」 ダンサーを招いた川畑哲哉・和歌山県議は、“ボディタッチ”があったかと問われ、こう答えていました。
Q.ボディタッチは見ていない?
自民党を離党 川畑哲哉 和歌山県議(3月11日) 「ボディタッチは記憶にない」
Q.紙幣の口移しは?
自民党を離党 川畑哲哉 和歌山県議(3月11日) 「一部あります。私の想定を超えた不適切な状況になっていると認識した」
■出席議員に動画・写真の“消去依頼”?
総理「承知していない」 川畑県議は“不適切だと認識していた”といいますが、党の関係者は… 自民党関係者 「会の直後から県連内で問題化していた。青年局長辞任でけじめという話しになったが、川畑氏は辞職するような落ち度はないとの姿勢で、最後まで辞任を拒否し続けていた」
川畑県議は3月15日夜、JNNの取材に対し、党内では「辞任は必要ない」という話になっていたと主張。 懇親会は「多様性をテーマにした会だった」などと説明されていますが、厳しい目が注がれています。
立憲民主党 石川大我 議員(15日午前・参院予算委) 「私はLGBT・性的マイノリティの当事者として、人権擁護のためのNPOで25年近く活動してきたが、懇親会の意義をダイバーシティ・多様性と説明されることは極めて違和感。憤りさえ覚えています」
岸田総理 「今回のパーティについて極めて不適切であり、誠に遺憾である」
立憲民主党 石川大我 議員 「県連幹部が出席議員全員に、手持ちの動画や写真を消去するようにと。証拠隠滅じゃないですか」
岸田総理 「私自身は、今のご指摘の点については承知しておりません」 岸田総理は、党として関係者への聞き取りや事実確認を行い「適切に対応する」としています。
■総理は適切に対応できる?
「みんなの声」は NEWS DIGアプリでは『“過激ダンス”懇親会への対応』などについて「みんなの声」を募集しました。
Q.“過激ダンス”懇親会
総理は適切に対応できる? 「できる」…3.9% 「できない」…92.6% 「その他・わからない」…3.4% ※3月16日午前0時30分時点 ※統計学的手法に基づく世論調査ではありません。