自民党の若手議員らの懇親会に、露出の多い衣装を着た女性ダンサーが参加していた問題で、会を企画した和歌山県議が離党したことが分かりました。
◇ “問題の懇親会”を企画した人物が11日、取材に応じました。
参加者によると、ダンサーを呼ぶことを知っていたのは、企画をした川畑議員のみ。そして懇親会がはじまって約2時間後、再びダンサーが壇上へ。今度は下着のような衣装で踊り、各テーブルへと回っていったといいます。 参加者の中には、女性に“口移しでチップ”を渡す人もいたということです。 出席した参加者は「ほかの議員らと『流出したら終わり』と言いながら撮影している人に注意してもらったりしていた」と話しているといいます。 ◇ 川畑県議は、もともとつながりがあったグループを「多様性」をコンセプトに呼んだといいますが…。 ――多様性が理解されなかったが? 川畑哲哉県議 「発案した私の勝手な解釈からすると、もう少し当初から丁寧に説明して、一人でも理解いただける方が出ればよかったなと思っています」 “チップの口移し”については…。 川畑哲哉県議 「一部あります。最初から最後まで見たわけではないが、パッと振り返った時にそういうシーンになっていたというのを見た記憶がある。口移しまでは想定できていませんでした」
懇親会には、自民党衆院議員の藤原崇前青年局長と中曽根康隆前青年局長代理も参加しました。 ――ダンサーの体を触った? 自民党 前青年局長 藤原崇衆院議員(今月8日) 「私の方はそういうことをした記憶はありません」 自民党 前青年局長代理 中曽根康隆衆院議員(今月8日) 「私も一切ありません」 2人は今月8日、党の役職を辞任しました。自民党青年局は11日、「誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げる」とコメントを発表。会を主催しダンサーを招いた川畑県議は離党届を提出し、離党したことが明らかになりました。 川畑哲哉県議 「自民党にはお世話になり、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです」 会合の費用に公費は使われておらず、自民党本部と和歌山県連などが負担しているということです。
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