自民・西田昌司氏「安倍さんの遺言を聞かなかった幹部に著しい憤り」 不記載事件、参院政倫審(2024年3月14日『産経新聞』)

 
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた参院政治倫理審査会で弁明する西田昌司政調会長代理=14日午後

自民党安倍派(清和政策研究会)の西田昌司参院議員は14日の参院政治倫理審査会で、安倍派の政治資金パーティー収入不記載事件に関し、会長だった安倍晋三元首相が資金還流の取りやめを決めたにもかかわらず死去後に継続していたことについて「安倍さんの遺言を聞かなかったことに著しい憤りを感じる」と述べ、安倍派幹部を重ねて批判した。

西田氏は、自身が派閥の幹部になったこともなく、派閥の活動に一線を引いていたとの認識を表明した。その上で、安倍氏と「政治的な志」をともにしてきたため安倍派に所属したと説明した。

日本維新の会の音喜多駿氏が、安倍派幹部の責任の取り方について「離党や除名とすべきか」と尋ねたのに対しては「それ(離党や除名)も含めて自らの責任の重さを考えて「それ(離党や除名)も含めて自らの責任の重さを考えてほしい」と語った

 

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