加藤鮎子氏「極めて不適切」 自民・懇親会のダンサー問題巡り(2024年3月12日『毎日新聞』)

  • 自民党の加藤鮎子氏
自民党の加藤鮎子氏

 自民党和歌山県連主催の懇親会に露出の多い姿の女性ダンサーが招かれていた問題で、加藤鮎子女性活躍・共生社会担当相は12日の閣議後記者会見で「極めて不適切な内容の余興が企画、実施され、国民の不信を招いたことは誠に遺憾である」と強く非難した。懇親会には党青年局幹部も参加しており、加藤氏は党の青年局次長経験者。

 懇親会を企画した県議はダンサーを呼んだ理由について、多様性を問題提起しようと思ったと説明している。加藤氏は「多様性という言葉が用いられたようだが、政府が目指すこれらを尊重する社会とは、文脈も次元も異なる」と指摘した。