一部週刊誌で不倫疑惑を報じられた自民党の広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)が5日、地元の盛岡市で報道陣の取材に応じた。広瀬氏は不倫関係にあったことを認め、同党岩手県連副会長を辞任したと明らかにした。
広瀬氏は週刊誌の報道が事実だとしたうえで、「支援者や国民の信頼を損ない、誠に申し訳ございませんでした」と涙ながらに謝罪。今後は家族を大切にし、国民の信頼を回復できるよう仕事に精進すると述べた。
また、同日朝には県連から出された副会長の辞任勧告を受諾したことを明らかにした。一方、議員活動は続ける意向を示した。
県連の臼沢勉幹事長は同党の裏金事件を念頭に「国民の信用を積み重ねている中での出来事であり、遺憾で残念。県連として最大の処分をした。今後は信用、信頼回復に向けて汗をかくしかない」と話した。 広瀬氏は盛岡市出身の弁護士で既婚。2022年参院選岩手選挙区で立憲民主党の現職を破り、参院で自民に30年ぶりの議席をもたらした。【湯浅聖一】
不倫謝罪会見はわずか7分…広瀬めぐみ議員(57)が夫と子どもに「申し訳ない」涙にじませ謝罪(2024年3月5日『FNNプライムオンライン(フジテレビ系)』)
5日午後2時、神妙な面持ちで報道陣の前に姿を見せると、深く頭を下げた自民党の広瀬めぐみ参院議員(57)。
広瀬めぐみ参院議員「夫を裏切ることとなり、子どもたちにもつらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
赤いベンツに外国人男性を乗せホテルに入っていったとする週刊誌の不倫報道を認め、涙を浮かべながら何度も謝罪した。
2022年の参院選で岩手選挙区から出馬し、初当選した広瀬議員。
現在57歳、弁護士の資格を持ち、夫と2人の子どもがいる。
2023年7月には、松川るい議員らとともにフランス研修に参加。
SNSに投稿した写真をめぐっては、「ただの観光」などと批判の声を浴びた。
そして、東京・青山の路上に止まる赤いベンツ。
助手席に外国人の男性が乗ろうとしている。
「週刊新潮」によると、広瀬議員は2023年10月末、赤いベンツを自ら運転し、56歳のカナダ人男性を助手席に乗せたあと、東京・歌舞伎町のラブホテルに宿泊。“赤ベンツ不倫”と報じられた。
そして5日、広瀬議員は地元事務所で、赤い縁の眼鏡をかけ、黒いジャケットに黒いスカート、黒い靴の装いで姿を見せ、取材に応じた。
広瀬めぐみ参院議員「相手の方との関係については、報道されている通り事実でございます」
初めは手元の紙を淡々と読み上げていたが、家族に触れる部分では...。
広瀬めぐみ参院議員「私の軽率な行動により、学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることとなり、また、子どもたちにもつらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも家族は、こんな私を許してくれ、『今後も1つの家族として頑張っていこう』と言ってくれました。私も一生をかけて、夫と家族に償ってまいります。国民の皆さまからの信頼を損ない、本当に誠に申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした」
顔を赤くし、涙を浮かべ、家族や支援者らに謝罪した広瀬議員。
しかし、報道陣の質問に答えていると...。
記者「これ以外にも週刊誌報道とか取材を受けている可能性は?」
秘書「申し訳ございません」
記者「短く答えていただければ結構なので」
秘書「そのあとの質問に関しては、事務所にいただければと」
記者「それは事務所で答えられるんですか?」
秘書「お答えするものはお答えいたしますが、申し訳ございません、公務の時間ございまして」
仕事を理由に会見はわずか7分で打ち切り。
その間、6回にわたり頭を下げた。
記者「報道された相手とは区切りをつけたんですか? お別れになったんですか?」
秘書「申し訳ございません」
広瀬議員は今後の活動について、議員活動を続ける意向を示し、自民党の離党を否定した。
広瀬めぐみ議員 不倫謝罪会見わずか5分半で打ち切り紛糾→公務がある ほぼ一方的にお詫び&辞めないと(2024年3月5日『デイリースポーツ』)
自民党の広瀬めぐみ議員(57)が、カナダ人男性との「赤ベンツ不倫」を報じられた件で、5日に取材対応し、謝罪を行った。テレビの昼の情報番組が中継や速報で伝えた。
【動画】鼻を赤くして涙声で謝罪する広瀬議員 ほぼ一方的にお詫び
盛岡市のビルのエレベーター前で「謝罪会見をはじめさせていただきます」としてスタートした。
広瀬議員は黒スーツに薄メーク、眼鏡姿。まずは「私の反省の気持ちを正確に誠実におつたえしたい」と書面を読み、「相手の方との関係については報道されているとおり事実」と認め、家族や有権者への謝罪を行った。
涙声での読み上げが3分。その後に質疑に入り、辞職しない意向を示し、党本部からの厳重注意を受けたことを述べたが、2分半が経過したところで、スタッフが「お時間となりまして」と打ち切りを告げた。
広瀬議員は切り上げようとしながら、「離党はないのか」との質問が飛び、「ございません」と返したが、スタッフが「公務がございまして」と以降の質問は事務所で受けるとの説明。「それは事務所で答えられるんですか」と抗議する声も飛んだ。
裏金問題の政治不信が高まる中での不倫報道に対する質問には、さすがに足を止め「そのような状況の中でわたくしの軽率な行動でお迷惑をおかけしてしまったことを申し訳なく思っております」と謝罪。そのままテレビカメラの間を退場した。
週刊誌の不倫疑惑報道を「事実」と認め、地元・盛岡市で謝罪会見をした自民党の広瀬めぐみ参議院議員。発言は以下の通り。
(3月5日午後2時ごろから 盛岡市菜園の後援会事務所で)
【写真を見る】謝罪する広瀬めぐみ参議院議員
「この度は私の件でこのようにお集まりいただき、誠に申し訳ございません。今回は私の反省の気持ちを皆さんに正確に、誠実にお伝えしたいので書面をしたためてまいりました。読み上げをさせて頂きます」 「今回私の不徳の致すところにより多くの方に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったことをまずはお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」 (頭を下げる)
「先日、2月28日のデイリー新潮ウェブ版、および29日発売の週刊新潮で、私の交際関係についての報道がなされております。相手の方との関係については報道の通り事実でございます。このような私の軽率な行動により学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることになり、(声震わせる)また子どもたちにも辛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでも家族はそんな私を許してくれ、今後も一つの家族として頑張っていこうと言ってくれました。私も一生かけて夫と家族に償ってまいります」 「また政治家としての私を支えてくださっている支援者の皆様、国民の皆様からの信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったことにつき、お詫びの言葉もございません。本当に誠に申し訳ございませんでした」
(頭を下げてさらに「申し訳ございませんでした」) 「今後は夫と家族を大切に、また応援してくださる皆様の信頼を回復できるよう尚一層の努力を進めてまいります。
言葉だけではなくてしっかりと仕事に精進する姿を支援者の皆様や国民の皆様にお見せすることで、少しでも信頼を取り戻すことができるよう誠心誠意努めてまいります。またけさ、県連から県連役員・副会長の辞職の勧告を受け取りました。私も辞職の意向を固め、ここに辞職しましたことを合わせてご報告いたします」 「この度は本当に誠に申し訳ございませんでした」 (三度頭下げ、小声で「申し訳ございませんでした」)
「恥の上塗り」不倫謝罪の広瀬めぐみ氏に自民党内でも厳しい声 裏金問題にラブホ不倫重なる(2024年3月5日『日刊スポーツ』)
- 広瀬めぐみ参院議員の公式サイト
「週刊新潮」で、カナダ国籍男性との「ラブホ不倫」を報じられた自民党の広瀬めぐみ参院議員(57=岩手選挙区)は5日、地元の盛岡市で報道陣の取材に応じ、報道内容を「事実でございます」と認め、謝罪した。
広瀬氏は、ダーク系のスーツに、いつもの国会でのスタイルとは違って、眼鏡をかけて臨んだ。
「私の不徳の致すところにより多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまった」と述べた上で「私の軽率な行動で学生時代から支え続けてくれた夫を裏切ることになり、子どもたちにもつらい思いをさせ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、涙ながらにコメント。「それでも家族はこんな私を許してくれ、今後も一つの家族として頑張っていこうと言ってくれた。私も一生かけて夫と家族に償ってまいります」と訴えた。
記事では、不倫問題を報じられることによる「身の処し方」に触れたくだりもあるが、広瀬氏はこの日、議員辞職や離党は否定した。一方で、党岩手県連副会長は、辞職勧告を受けたとして辞任した。
党からは「厳重注意」を受けたという。
「申し訳ありませんでした」のフレーズを、何度となく繰り返した広瀬氏。「公務」を理由に取材対応は10分弱だった。
広瀬氏は1男1女の母親で、弁護士を経て、2022年参院選で初当選したばかり。岩手は、立憲民主党の小沢一郎衆院議員の影響力が強い「小沢王国」と呼ばれる地域だが、その牙城で小沢氏側近の現職をやぶった。自民党が参院岩手で議席を得たのは30年ぶりで、それだけ広瀬氏への注目も高かった。
自民党が裏金問題で国民の厳しい批判を受けるさなかの不倫スキャンダルには、身内からも「恥の上塗りだ」(自民党関係者)などの厳しい声が出ている。広瀬氏は「仕事で精進する姿を見せ、少しでも信頼を取り戻せるよう誠心誠意努めたい」と述べたが、前途は多難だ。
野村修也弁護士、不倫報道広瀬めぐみ氏「身の処し方発言」に「負託されたものへの反応が鈍い」(2024年3月5日『日刊スポーツ』)
弁護士でコメンテーターの野村修也氏が5日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に出演。「週刊新潮」に不倫を報じられ、この日、地元岩手県盛岡市で謝罪会見を開いた広瀬めぐみ参院議員(57=参院岩手選挙区)についてコメントした。
番組では「週刊新潮」が広瀬氏に対し、男性との間に肉体関係があったかを問うと、広瀬氏が「言わないです。最終的に辞めたらいいんですかっていうことになるんであれば、そういう身の処し方はあると思うからそれは考えますけど」などと答えたとされることを紹介。番組MCのフリーアナウンサー宮根誠司は「有権者の方の負託を得て国会議員になって、国民のために働く人が、こんな簡単に『そういう処し方あると思う。辞めたらいいんですか』なんて。この対応っていうのはかなり、僕は怒られたんじゃないかと思うんですけど」と野村氏に語りかけた。
これを受け、野村氏は「そう思いますね。やはり1票の重さっていう、自分に対する負託されたものに対する反応が鈍いっていう気がします」と指摘。「ただ不倫の問題はご夫婦の関係の問題だってところも確かにあるので、それが国会運営とかに支障をきたしたかと言われると、直接何か支障をきたしたわけでなく、ただ見た感じ、(国会の)議場であくびをしていた(と報じられた)っていうのは不謹慎だったなというふうには思います」と述べた。
広瀬氏はこの日、盛岡市で囲み取材に応じ、「週刊新潮」に報じられたカナダ国籍の56歳サックス奏者と不倫関係にあったことを認め、涙ながらに謝罪した。自民党岩手県連副会長を辞任したことを明らかにした上で、議員活動は続ける意向を示した。