新しい盲導犬のパートナー迎え出発式 「盲導犬は意思ある白杖」ともに歩く(2024年3月2日『テレビ新広島』)

聴覚障がい者の暮らしをサポートする盲導犬の確保が課題となる中、新しくパートナーとなったユーザーの門出を祝う出発式が広島市で行われました。

出発式に出席したのは、おととしから、新しい盲導犬との生活を始めた3人です。
このうち、福岡県に住む池前巳代子さんは、盲導犬のジュリアを連れ、久しぶりに県外へのお出かけとなりました。

【池前巳代子さん】
「初めての所に行くときは、盲導犬は喜んで尻尾を振り回す。私も心が弾む。初めてだからうれしい」

日本盲導犬協会によりますと国内で盲導犬を希望している人がおよそ3000人いるのに対し、1年間に育成される盲導犬はおよそ100頭と、ニーズに追い付いていない状況だということです。
盲導犬を育てる訓練士が足りないなどの課題がある中、この出発式は、多くの人に盲導犬の育成に理解や支援を求めようと企画されました。

【池前巳代子さん】
「私と盲導犬の意思が合えば安全に歩行できる。盲導犬は意思ある白杖