岸田総理「最良の方法をとるよう指示した」 政倫審について(2024年2月28日『TBSニュース』)


自民党の派閥の裏金事件を受け、きょう開催する見通しだった衆議院政治倫理審査会は、自民党の混乱で見送りとなりました。

5人が出席する意向を示している政治倫理審査会をめぐっては、野党が「完全公開」を求めるなか、開催形式をめぐって調整が続いていました。

自民党側は一度、西村氏と武田氏が「公開」での審査に応じる意向を野党に伝えましたが、その後、2人が出席を拒んだため、きょうの開催は見送りとなりました。

西村氏は、“安倍派として対応をあわせるため、自分だけ公開で応じることはできない”と難色を示したということです。

自民党は、▼冒頭部分の公開や▼記者の傍聴、▼録音を許可するなど譲歩する姿勢を示していますが、野党側との隔たりは大きく協議は難航が予想されます。

岸田総理
「それぞれの議員が置かれた立場を省みて、丁寧に説明するよう党として促してまいります」

政倫審の開催が見送りとなったことを受け、岸田総理は「大切な予算を一日も早く衆議院を通過させ、年度内成立を確実なものにするという観点から関係者に対して最良の方法をとるよう指示している」と話しています。