「女性の生きづらさ」 様々な立場から本音でトーク 国際女性デーを前にイベント 盛岡市(2024年2月23日『IBC岩手放送』)


職場や家庭でのジェンダー平等を目指した集会が23日盛岡市で開かれ、さまざまな立場の参加者が女性の本音を語り合いました。

この集会は女性の地位向上や女性差別の払拭を目指し国連が定めた3月8日の「国際女性デー」を前に岩手県内の労働組合などでつくる実行委員会が毎年開いているもので、およそ230人が参加しました。

岩手教育会館で行われた集会では加賀谷真紀子副実行委員長が1985年に男女雇用機会均等法が制定されてから40年近く経っても男女間格差がなくなっていない現状に触れた上で、当事者が声をあげる大切さを訴えました。

集会ではコラムニストやラジオパーソナリティとして活躍するジェーン・スーさんが「いまのわたし、ひとまず上出来!」と題して講演しました。

講演の後には参加者が家庭や職場で感じている違和感などについて語り合いました。

「女性がそういった職位につくことで今まで育児とか家事とかやってきたことプラス仕事と女性の役割がどんどん増えていってると感じています」

(参加者)
「女性であることに縛られていてすごい疲れているのに、やっぱり手作りのご飯つくらなきゃならないのかみたいなのも、きょうお話を聞いて少し気楽になれたというか、笑ってこれでもいいかと受け止められたのはすごい良かったです」

参加者は講演や立場の違う参加者同士の本音の議論を通して、互いに声をかけ連携することの大切さを確認していました。


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