「会社の対応が明らかになって以来、多くの漫画家がXなどで不満や不安の声を上げています。なかには、これまで黙っていた過去の問題を明かす作家もいます。さながら、漫画家の反乱、漫画家一揆といった風向きです」(情報番組デスク)
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ドラマ化された人気漫画「セクシー田中さん」の作者、芦原妃名子さんが急死して約10日。ドラマを放送した日本テレビのコメントが世間の批判を浴びたと思ったら、今度は出版元の小学館が非難を浴びることになってしまった。
「現状、真相が分からないわけですから、日本テレビや小学館を責めても仕方がない。とはいえ、芦原さんが亡くなった今、その無念を晴らすためにも、当事者としての経過調査をし、説明責任を果たすことは必要です。
ところが小学館は、社員への説明会で、社外向けに発信することをしないと報じられた。これでは説明責任放棄と受け止められても仕方ない」(前出・情報番組デスク) 週刊誌デスクも、こう話す。
「日テレの報道も小学館発行の週刊誌も取材先に説明を求める。自分たちがいつもやっていることなのに、自分たちは例外にしてしまうのはご都合主義。芦原さんのご遺族が拒まない限り、日テレも小学館も調査の限りを尽くすべきです。
小学館が調査を表明し、現場の編集者が声を上げたことは救いですが…」 原作ファンは大好きな作品の結末を永遠に失ってしまった。その理由を読者に説明することは出版社としての良心であり、出版文化の責任だ。