定期接種は、65歳以上の高齢者と、60~64歳で心臓や呼吸器などに基礎疾患がある人が対象。接種は年1回で、医師の判断でインフルエンザワクチンなどとの同時接種が可能だ。
使用するワクチンは、オミクロン株の「JN・1」に対応したタイプの5製品。
ファイザー、モデルナ、第一三共の3社のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンや武田薬品工業の組み換えたんぱくワクチンのほか、今回から新たに「Meiji Seika ファルマ」のレプリコンワクチンが加わった。レプリコンワクチンはmRNAワクチンの一種で、mRNAが細胞内で複製される。
定期接種の対象者以外で希望する場合は、費用が全額自己負担となり、1万5000円程度かかる。【肥沼直寛】