自民党総裁とは 歴代2人のみ、首相になれず(2024年9月28日『日本経済新聞』)

自民党総裁 自民党の党首にあたる役職。党則は「総裁は党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する」と定める。石破茂氏は初代の鳩山一郎氏から数えて第28代総裁にあたる。現在の党則は総裁の任期を1期3年、連続3期までと定めている。
キャプチャ
歴代総裁の多くは自民党を与党とする政権で首相に就いてきた。野党時代に総裁に就いた河野洋平氏と谷垣禎一氏は首相にならなかった。首相を辞任すると総裁職も辞めるのが通例だ。幹事長や政調会長ら党役員の人事権を握る。衆院選参院選などで選挙対策本部長を務める。
今回の総裁選には過去最多の9人が出馬した。これまでは2008年と12年の5人が最も多かった。党所属の国会議員が1人1票を持つ「国会議員票」の368票と、全国の党員・党友の投票で配分を決める「党員・党友票」の368票の計736票で争った。総裁選に立候補するには党所属の国会議員20人の推薦が必要となる。