自民党総裁選の立候補者ら(左から届け出順)=13日、党本部
岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日午後1時から、党本部で投開票が行われる。過去最多9氏が立候補する乱戦で、1回目の投票ではいずれの候補者も過半数を獲得できず、上位2人による決選投票となる公算が大きい。
1回目の投票は党所属国会議員1人当たり1票持つ国会議員票(368)と、全国の党員・党友による投票をベースにした党員票(同)の計736票で争われる。1回目の投票結果は午後2時20分ごろ発表される。
その後、上位2人の決選投票となった場合、結果は午後3時40分ごろに発表される見通し。午後6時には新総裁の記者会見が予定されている。
立候補者は届け出順に、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)の9氏。
直近の情勢によると、党員から高い支持を集める高市氏と小泉氏、石破氏の「3強」を軸に、接戦が予想されている。