バブル経済期に人気を集めたディスコチェーン「マハラジャ」を再現するイベント「マハラジャナイト」が16日、福岡県みやま市の「まいピア高田」であり、青春時代にディスコに通った中高年ら約300人が来場した。
市内の高齢化率が4割に近付く中、中高年に若き日を思い出して楽しんでもらおうと市民が実行委を作って企画し、九州各地でナイトを開いている元マハラジャスタッフに協力を依頼して実現した。
ミラーボールで飾った「まいピア」のホールにマイケル・ジャクソン、クイーンらの当時の流行曲が流れると雰囲気は最高潮に。体のラインを強調した衣服やスーツ、ポロシャツと思い思いのファッションに身を包んだ参加者が5時間半にわたって踊り明かした。20代の参加者もいた。
夫とともに参加した市内の主婦、田中美由記さん(61)は「ディスコは学生時代に行って以来約40年ぶり。すごく懐かしくて楽しかった」と笑顔を見せた。実行委員長の池田良勝さん(56)は「皆が元気になってパワーをもらった。またやりたい」と話した。【降旗英峰】