兵庫 斎藤知事 立民などでつくる会派が不信任決議案提出へ(2024年8月31日『NHKニュース』)

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兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、斎藤知事はパワハラ疑惑を重ねて否定し「不快に思った人がいればおわびしたい」などと述べました。一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」として、来月開かれる県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
証人尋問で斎藤知事は、委員から「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、職員らをどなり散らした」という記載が事実か問われたのに対し「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを大きい声で注意した」などと説明しました。
また、職員からの評価をどう考えるか問われ「厳しい上司だと思われていると思う。必要な指導だと思っていたが不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」と述べました。
その上で「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」と述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」として、来月19日に開会する県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
今後、自民党などにも賛同を求めることにしています。
また、3年前の県知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表は、辞職を求めるかどうかは1、2週間程度で判断したいという認識を示し「これ以上県政が進められないと判断すれば、辞職勧告や不信任決議案も選択肢に入ってくる」と述べました。


斎藤知事の不信任案提出へ 立民系会派、9月議会で 兵庫県議会(2024年8月31日『時事通信』)
 
 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを巡り、県議会(定数86)の第4会派で、立憲民主党などの県議で構成する「ひょうご県民連合」(9人)が、知事に対する不信任決議案を9月議会で提出する方針を固めたことが31日、分かった。
  同会派の政調会長を務める迎山志保県議は取材に対し、「県民の不信感は極まった」と指摘した上で、「覚悟を持って全会派で不信任を突き付けたい」と述べ、他会派に連携を呼び掛ける考えを示した。 

兵庫県議会の第4会派「ひょうご県民連合」 斎藤知事に対する不信任案提出へ(2024年8月31日『神戸新聞』)
 
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兵庫県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)に出席し、宣誓をする斎藤元彦知事(手前左から2人目)=30日午後、神戸市中央区兵庫県庁(撮影・斎藤雅志)
 兵庫県議会(定数86)の第4会派「ひょうご県民連合」(9人)は30日、9月19日に開会する9月定例会で斎藤元彦知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めた。最大会派の自民党県議団(37人)や第2会派の維新の会県議団(21人)にも連携を呼びかける。
 地方自治法では不信任決議案の可決には4分の3以上の賛成が必要で、県議会では65人の賛成が必要になる。可決された場合、斎藤知事は10日以内に県議会の解散か、自身の失職かのどちらかを選択することになる。
 県民連合の迎山志保政調会長は「告発文書を巡る一連の問題による県政の停滞はもはや看過できない。他会派にも協力を求めて、県議会全体で知事の辞職を求めていきたい」としている。(前川茂之)