小沢一郎氏「泉代表では沈没だ」と退陣要求…野党共闘を実現できる候補の擁立目指す考え(2024年7月9日『読売新聞』)

立憲民主党小沢一郎衆院議員は9日、9月に予定される党代表選を巡り、国会内で記者団に「野党の共闘体制を構築する執行部でなければ駄目だ。泉代表では沈没だ」と述べ、泉氏の退陣を求めた。
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一郎氏(2023年7月)
 小沢氏は次期衆院選での政権交代に向け、「日本維新の会、国民民主党が一緒にやろうと言える人を出せばいい」とも語り、野党共闘を実現できる候補の擁立を目指す考えを示した。
 一方、岡田幹事長は9日の記者会見で、党内の一部から見直しを求める声が出ている共産党との連携関係について、「何か変えなきゃいないと考えているわけではない」と述べた。

立民・小沢一郎氏、泉健太代表に退陣を要求 「野党共闘を構築できる体制に」(2024年7月9日『産経新聞』)
 
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立憲民主党代表選について語る小沢一郎衆院議員=9日午後、国会
立憲民主党小沢一郎衆院議員は9日、次期衆院選での政権交代に向けて泉健太代表に退陣を求めた。自身が率いるグループ会合後、記者団に「野党の共闘態勢を構築できる体制に変えなければ駄目だ。泉氏なら沈没だ」と述べた。泉氏の任期満了に伴う9月の代表選に擁立を目指す考えも重ねて示した。
執行部を一新しなければ「国民民主党日本維新の会と話ができない」と強調。泉氏に対し「良くも悪くもぴしっとした自己主張、信念を持たなければいけない」と注文を付けた。代表選で推す候補者は「まだ白紙だ」とした。
小沢氏は2021年の党代表選で、自身のグループを挙げて泉氏を支援した。その後、自身の処遇を巡り泉氏と距離が生じたとされる。