河野太郎氏、やから発言釈明 「言葉の選び方は慎重に」(2024年7月3日『共同通信』)

記者団の取材に応じる河野デジタル相=3日午後、秋田県
 自民党河野太郎デジタル相は3日、東京都議補欠選挙で街頭演説した際、一部聴衆のやじに反応し「やから」と言及した自身の発言について「言葉の選び方は慎重にしなければいけない」と釈明した。視察先の秋田市で記者団の質問に答えた。候補者がマイクを握っていてもやじで演説内容が聞き取れない状況だったとし「そうしたことは慎んでもらわなければいけない」とも力説した。
 河野氏は2日に都議補選の応援のため演説。数人が「デマ太郎」などと叫んだのを受け、「さまざまな選挙妨害をするやからが出るかもしれない」などと発言していた。
 河野氏は9月の総裁選への出馬意欲を所属する麻生派麻生太郎副総裁に伝えている。

河野氏「デマ太郎」やじに反応 「悪のり、選挙妨害に近い」(2024年7月2日『共同通信』)
 
キャプチャ
街頭演説する自民党の河野デジタル相=2日午後、東京都足立区
 自民党河野太郎デジタル相は2日、東京都議補欠選挙の応援演説で、一部聴衆のやじに反応し「最近、選挙で悪のりし、選挙妨害に近いことをやる人たちが増えてきた。こういうやり方を許してはいけない」と述べた。投開票日の7日までに「さまざまな選挙妨害をするやからが出るかもしれない」とも言及した。
 午後4時過ぎ、河野氏が足立区の東武鉄道竹ノ塚駅前で話し始めると、数人が「デマ太郎」「裏金」などと叫んだ。河野氏は「人がしゃべっている時にその横で大きな声を上げる。選挙やこの国の未来をつくることに何の役にも立たない」と批判した。