検察トップが初めて女性に!次期検事総長に畝本直美(61)東京高検検事長を起用する人事を閣議決定(2024年6月28日『FNNプライムニュース』)

初の女性検事総長が誕生します。 政府は7月9日付けで検察トップの検事総長畝本直美氏(61)を起用する人事を閣議決定しました。 畝本氏は、最高検の総務部長や公判部長を務めた後、広島高検検事長を経て、2023年1月からは東京高検の検事長を務めています。 検事総長に女性が就くのは初めてです

 

政府 検事総長に東京高検の畝本直美検事長 女性初の起用へ(2024年6月28日『NHKニュース』)

政府は28日の閣議で、新しい検事総長に女性として初めて東京高等検察庁の畝本直美検事長を起用する人事を決めました。

これは、甲斐行夫検事総長が退官するのに伴うものです。
新しい検事総長に決まった畝本氏は61歳。
最高検察庁の公判部長や広島高等検察庁検事長などを経て、去年1月から女性として初めて東京高等検察庁検事長を務めています。
この人事は7月9日付けで発令される予定です。

官房長官検事総長として適任」

官房長官は、閣議のあとの記者会見で「人事は本人の人格・識見・経験などを踏まえて適切に行っている。畝本氏についても検事総長として適任であり、総合的に判断した」と述べました。
そのうえで「女性活躍や意思決定過程における多様性の確保は重要だ。政府として、女性国家公務員の採用・登用の取り組みを引き続きしっかりと進めていく」と述べました。

小泉法相「手腕発揮を心から期待」

小泉法務大臣閣議のあとの記者会見で、「検事総長として非常に難しい社会情勢のもと、検察に課された大きな使命を背負い、的確に手腕を発揮されることを心から期待している」と述べました。
そのうえで、「検察のトップに畝本氏が就任することで、社会全体における女性活躍がさらに進むことも期待している」と述べました。

検事総長に畝本直美氏 女性初の検察トップに 7月9日付(2024年6月28日『毎日新聞』)

畝本直美氏
畝本直美氏

 政府は28日の閣議で、甲斐行夫検事総長の退職に伴い、後任に畝本(うねもと)直美東京高検検事長を起用する人事を決定した。女性が検察トップの検事総長に就くのは初めて。発令は7月9日付。

 畝本氏は中央大卒で、1988年検事任官。高知地検検事正、法務省保護局長、最高検の総務部長や公判部長などを歴任した。2021年7月には、女性初の検事長として広島高検検事長に就任していた。【三上健太郎

 

 検事総長に畝本直美東京高検検事長 検察トップに初の女性就任へ、閣議決定(2024年6月28日『産経新聞』)

 政府は28日の閣議で、検察トップの検事総長に畝本直美東京高検検事長(61)を充てる人事を決めた。戦後33代目の総長で女性は初めて。発令は7月9日付。甲斐行夫検事総長(64)は退官する。法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)では、4月に日弁連として初の女性会長に渕上玲子氏が就任しており、女性トップが出ていないのは最高裁だけになる。

 畝本氏は千葉市出身で、中央大卒業後の1988年に任官した。法務省勤務が比較的長く、法務省保護局長や最高検公判部長、広島高検検事長などを歴任。23年1月に、検察ナンバー2の東京高検検事長に就任した。

 

検察トップの検事総長に初の女性、畝本直美・東京高検検事長が就任へ(2024年6月28日『読売新聞』) 

 政府は28日午前の閣議で、甲斐行夫・検事総長(64)の退任を認め、後任に 畝本うねもと 直美・東京高検検事長(61)を充てる人事を決めた。検察トップの検事総長に女性が就くのは初めて。発令は7月9日付。

検事総長に就任する畝本直美氏(2023年1月撮影)
検事総長に就任する畝本直美氏(2023年1月撮影)

 畝本氏は1988年に任官し、法務省保護局長や最高検総務部長などを経て、2021年に女性初の検事長として広島高検検事長に就任した。昨年1月から検察ナンバー2の東京高検検事長を務めている。

 法務省によると、検事のうち女性が占める割合は、畝本氏が任官した1988年の2・5%から、2023年には27・2%に上昇。昨年12月任官の76人では40・8%だった。

 日本弁護士連合会でも今年4月、初の女性会長が誕生している。

 

 ▽検事総長

 畝本直美氏(うねもと・なおみ)85年中大法。広島高検検事長、東京高検検事長。千葉県出身。61歳。