広島・森下暢仁(まさと)
広島の森下暢仁投手が、自身初の“マダックス”を達成した。91球で9回を投げきり、今季初完封で6勝目を手にした。
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ヤクルト打線を完璧に牛耳った。6回に松本直に先頭安打を浴び、1死二塁と初めて得点圏に走者を背負ったが、難なく無失点で切り抜けた。完封は昨年7月12日の巨人戦(東京D)以来、自身6度目で本拠マツダでは22年8月16日の中日戦以来3度目となった。
得意の打力も存分に発揮した。3回に右前打、5回に中前打、6回に右前打とヤクルトの左腕・高橋に3安打を浴びせ、5月4日のDeNA戦(マツダ)以来、今季2度目の猛打賞。今季21打数9安打で打率は驚異の4割2分9厘。投打に躍動し、今季初となった6連戦初戦のマウンドでチームを勝利に導いた。
◆マダックスとは 100球未満での完封勝利を指す言葉。抜群の制球力を誇りメジャー通算355勝を挙げたグレッグ・マダックスが、同様の完封を13度飾ったことにちなんでいる。