来春卒大学生の面接解禁 既に内定率78%、進む形骸化(2024年6月1日『共同通信』)

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 政府が設けた大学生の就職活動解禁スケジュール、5月15日時点の大学生の内定率の推移
 来春卒業を予定する大学生らの就職活動で採用面接や筆記試験が1日、解禁された。政府が要請する日程ルールで罰則がないこともあり、実際は前倒しで内定が出ている。リクルートの調査では来春卒業予定者の内定率(5月15日時点)は78・1%で、同時期の過去最高を記録。ルールの形骸化が進んでいる。
 前倒しの背景には、人手不足に伴い、学生優位の「売り手市場」の傾向が続いていることがある。早期の内定で優秀な人材を確保したい企業側の思惑がうかがえる。