29日開会の都議会定例会での出馬表明を調整している小池百合子都知事(71)に、注目度で〝先手〟を打った。約120人の報道陣が集まった会見場。蓮舫氏は「私、蓮舫はこの夏予定されている東京都知事選に立候補いたします。裏金議員、政治とカネの自民党。この自民党政治の延命に手を貸す、小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命と感じています」と述べた。
蓮舫氏は、3選を目指す小池氏について「8年前、自民党の国会議員でありながら『都議会自民党伏魔殿』とか『都庁のブラックボックスを壊すと言って都知事選に立候補した時はまぶしくて格好良かった」としながらも「この8年間の彼女の功績、実績はどうでしょうか?7つのゼロ公約はどこにいったのでしょうか。介護離職、残業、電柱、満員電車…どれもゼロにはなっていない。この8年間の、ご自身が口にした公約についての説明を、私は聞いてみたい」と批判した。
蓮舫氏は「(小池氏は)自民党と一緒に行動していることを何と説明するのか。私は一貫している。裏金議員、政治とカネの自民党は絶対に許しません。反自民党政治、非小池都政。都知事選にこの姿勢で臨みたい」と迫った。
蓮舫氏は「多くの読者が抱いたような、高い信憑性があるんじゃないかという感想は抱いているが、ご本人の学歴のことですから、私からどうこういう立場ではない。選挙に出るのであれば、当然プロフィールも含めて、ご本人が説明しなければいけない。ご本人がきちんと説明することに尽きる。3選するとなると、ジャーナリストも都民も私も、その経歴には注目しています」と強調した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)