立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。27日にも記者会見して表明する。参院東京選挙区の選出で知名度のある国会議員の蓮舫氏と、3選を目指す現職の小池百合子都知事(71)らが争う構図となれば、激しい選挙戦が展開される見通しだ。
蓮舫氏
小池氏も無所属で立候補する意向を固めており、29日開会の都議会定例会で表明することも視野に調整している。自民党は独自候補の擁立を見送る方針で、既に都議会自民党は小池氏が立候補したら支援する方向性を確認。連立与党の公明党も都議会で小池氏と良好な関係を維持しており、支援に回る可能性がある。
4月の衆院東京15区補欠選挙では、立民の公認候補が小池氏の推す候補らに勝利。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件などによる政権与党への逆風が続く中で「仮に小池氏が自民の支援を受けて出馬しても、蓮舫氏なら互角の戦いに持ち込める」(党重鎮)との声が上がっていた。
蓮舫氏は青山学院大卒で報道キャスターを経て、2004年参院選で旧民主党から初当選し、現在4期目。09年からの旧民主党政権では、公開の場で行政の無駄を洗い出す「事業仕分け」で注目を集めた。行政刷新担当相や首相補佐官、民進党代表などを歴任した。
立憲民主党の蓮舫参院議員が7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めた。27日午後にも記者会見して正式表明する。関係者が同日明らかにした。告示日は6月20日。現職の小池百合子知事が3選出馬の意向を固めており、対抗する構図が見込まれる。
蓮舫氏は幼稚園から大学まで青山学院に通学。大学在学中に芸能界デビューし、番組司会や報道キャスターとして活動した。北京大学への留学後、平成16年7月の参院選(東京都選挙区)で初当選し、4期目。行政刷新担当相や民進党代表などを務めた。