全国から約2500人の聴覚障害者や手話関係者が一堂に会する「全国ろうあ者大会in和歌山」が6月6日から9日まで、和歌山市内を中心に開かれる。全国持ち回りで実施される大会で、県内での開催は31年ぶり。「手話の輪を連れもて広めよら紀の国から」をスローガンに、特別企画の講演会、手話演劇が行われる。
7日午後6時半から8時半まで、和歌山城ホール大ホールで「ジャイアントパンダ飼育・繁殖について」をテーマにした講演会を開く。講師はアドベンチャーワールドの飼育スタッフ、品川友花さん。同施設でこれまで7頭のパンダの出産を見守り、子育てをサポートしてきた立場から、パンダ飼育の現実に迫る。先着400人。
8日午後2時半からは同ホール小ホールで手話演劇がある。ろう者による表現力と手話の魅力が詰まった舞台で、障害のある無しにかかわらず、誰もが楽しめる。
奈良の演劇好きなメンバーで結成された「奈良ろう者劇団大仏も笑う会」が手話喜劇「タイムトラベル」(声の吹き替え付き)、40年以上の歴史を持つ「岐阜ろう劇団いぶき」がロシア喜劇の「上と下」「見習い」(字幕付き)を披露する。
参加費は講演会、手話劇それぞれ、中学生以上が2000円、小学生は1000円。
希望者は5月27日までに東武トップツアーズ和歌山支店(℡050・9001・6309)。
その他、大会に関する問い合わせは実行委員会事務局(和歌山ビッグ愛6階、℡073・488・5243、メールjndfw.2024@watyosyokyo.or.jp)。
講師の品川さん