2024-04-17 「強度不足」発覚の豊海タワマンで工事を再開 影響がないと判断した部分で先行、販売開始は未定(2024年4月17日『共同通信』 東京都中央区で建設中のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」に使われているコンクリートに強度不足の恐れがある問題で、設計と施工を担当する清水建設が、骨組み部分で一部中断していた建設工事を再開した。当初4月下旬を予定していた販売開始は未定となっている。 タワーマンション建設現場(中央手前)=5日、東京都中央区豊海で、本社ヘリ「あさづる」から 同社によると、都などと安全性を協議し、強度の影響がないと判断した部分の工事を今週再開した。骨組み工事の一部は現在も見合わせており、安全性の検証を続け、6月ごろまでに対応策を出したいとしている。 豊海タワーは地上53階建て総戸数2046戸。工事に使うコンクリートと同じ材料でつくったサンプルの強度を調べ、一部で数値が基準を下回っていた。(鈴木里奈) 【関連記事】湾岸タワマンが「強度不足」発覚で販売延期 中央区・豊海の53階建て計画 三井不動産「対策を考える」