衆議院補欠選挙 きょう3選挙区で告示 激しい選挙戦へ(2024年4月16日『NHKニュース』)

 選挙

衆議院の3つの補欠選挙が16日告示されます。選挙結果は岸田総理大臣の今後の政権運営衆議院の解散戦略に影響を与えることも予想され、今月28日の投票日に向けて、激しい選挙戦が繰り広げられます。

《島根1区》

衆議院の3つの補欠選挙のうち、島根1区は前の衆議院議長の死去に伴って行われます。

これまでに立候補を表明したのは
自民党の新人で公明党が推薦する元中国財務局長の錦織功政氏(55)
立憲民主党の元衆議院議員亀井亜紀子氏(58)
諸派の新人で社会福祉法人理事長の佐々木信夫氏(85)の3人です。

3つの補欠選挙で事実上、与野党が対決する唯一の選挙区となります。

《東京15区》

東京15区は、前の法務副大臣公職選挙法違反の罪に問われ、衆議院議員を辞職したことを受けて行われます。

これまでに立候補を表明したのは
立憲民主党の新人で元江東区議会議員の酒井菜摘氏(37)
日本維新の会の新人で教育無償化を実現する会が推薦する元会社員の金澤結衣氏(33)
▽参政党の新人で看護師の吉川里奈氏(36)
▽無所属の新人で国民民主党地域政党都民ファーストの会が推薦する作家の乙武洋匡氏(48)
▽無所属の新人で参議院議員須藤元気氏(46)
▽無所属の元衆議院議員、秋元司氏(52)
諸派の新人で大学客員教授の飯山陽氏(48)
諸派の新人でIT関連会社経営の根本良輔氏(29)
諸派の新人で弁護士の福永活也氏(43)の9人です。

自民党は候補者の擁立を見送りました。

《長崎3区》

長崎3区は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で立件された衆議院議員が辞職したことに伴って行われます。

これまでに立候補を表明したのは
立憲民主党の現職で社民党が推薦する山田勝彦氏(44)
日本維新の会の新人で教育無償化を実現する会が推薦する学習塾経営の井上翔一朗氏(40)の2人です。

自民党は候補者の擁立を見送りました。

3つの補欠選挙は政治とカネの問題や経済政策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

選挙結果は、岸田総理大臣の今後の政権運営衆議院の解散戦略に影響を与えることも予想され、今月28日の投票日に向けて激しい選挙戦が繰り広げられます。