村井嘉浩宮城県知事は15日の定例記者会見で、国民スポーツ大会(国民体育大会から今年改称)について「何もかも今までのやり方でよいのか。発展的解消をし、納税者が納得できる税金の使い道を考えるべきだ」と述べた。村井知事は全国知事会長を務め、8日の記者会見でも国スポは「廃止も一つの考え方」と主張した。
村井知事は「今後も47都道府県対抗で大運動会をやるのはどうなのか」とあらためて運営の在り方に疑問を投げかけた。一方で、競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの全国大会については「行政が手伝うことは重要」と指摘した。
知事会では各知事に国スポについてアンケートを求めており、「ゼロベースで考え直す機会としたい」と述べた。