仙台 釈迦の誕生祝う「花まつり」 子どもたちが稚児行列を披露(2024年4月8日『NHKニュース』)

仙台市の寺で釈迦が生まれた日を祝う「花まつり」が行われ、華やかな衣装をまとった子どもたちが稚児行列を披露しました。

花まつりはおよそ2500年前の4月に釈迦が誕生したという仏教の言い伝えにちなみ、毎年この時期に各地の寺で行われています。

仙台市青葉区にある伊達家ゆかりの寺「龍宝寺」でも7日、花まつりが行われ、3歳から8歳までの子どもたち17人が参加しました。

子どもたちは男の子が金のえぼし、女の子が金の冠をかぶり、色鮮やかな衣装を身につけて境内を列になって練り歩く、稚児行列を披露しました。

そして、仏教で最も神聖な動物とされている白い象の背に乗った釈迦像にひしゃくを使って甘茶をかけ、誕生を祝いました。

この甘茶は釈迦が生まれた時に天から注がれたという産湯に見立てられ、子どもの健やかな成長を願うとされています。

子どもたちは甘茶をかけたあと、釈迦像の前で手を合わせていました。

参加した8歳の女の子は「みんなで並んで歩くのが楽しかったです。衣装の金の冠を身につけることができてよかったです」と話していました。

あわせて読みたい