愛知県犬山市で、豪華けんらんな車山の上でからくり人形を披露する伝統の犬山祭が開かれ、満開の桜のもと、多くの人でにぎわいました。
高さ8メートルに及ぶ13台の車山は、笛や太鼓のお囃子に合わせてまちを練り歩いて犬山城の前に勢ぞろいし、えびす様がたいを釣り上げる様子を描いたものなど、1台ずつからくり人形を披露しました。
このあと、ひき手が車山の前輪を持ち上げて、後輪を軸に180度回転する「どんでん」で方向転換し、成功すると訪れた人たちから拍手があがっていました。
市内に住む小学4年生の女の子は「車山の下にもいっぱい人が入って押していてすごかった。からくり人形をどうやって動かしているのか気になりました」と話していました。
犬山祭保存会の石田芳弘会長は「暖かく桜も咲いて、たくさんの人が来てくれました。われわれもエネルギーが湧いてくるので、皆さんが注目してくれるのが何よりもうれしいです」と話していました。