「裸一貫ゼロから再出発」 「初心立ち返る」 処分受けた主な自民議員(2024年4月4日)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、処分を受けた主な議員らが記者団の取材に応じたり、コメントを発表したりした。 【一覧で見る】自民議員ら39人の処分内容  

西村康稔・前経済産業相党員資格停止1年)

 大変厳しい処分だが、この処分を真摯(しんし)に受け止め、初心に戻り、いわば裸一貫でゼロから再出発したい。信頼回復は容易ではないと思うが、一歩一歩愚直に活動していきたい。党員資格停止なので、少し党からも離れる立場になると思う。離れてみて、もう一度自民党のあり方や政治改革、政治資金の透明化といったことにも取り組んでいきたいと考えている。

下村博文・元文部科学相(同)

 党の処分を謙虚に受け止め、一議員として政治資金規正法の厳罰化、国民の皆さんに納得してもらえる政治改革に取り組んでまいりたいと思います。処分について、改めて私の方から(不服の)申し立てをすることはございません。

◇高木毅・前国対委員長党員資格停止半年)

 多くの国民の皆様に多大な政治不信を招き、ご支援いただいている方々に大変なご迷惑やご心配をおかけをし、心からおわびを申し上げたい。私自身はこの処分をしっかりと重く受け止め、襟を正して一から出直すという気持ちをもって政治活動を頑張ってまいりたい。

 ◇松野博一・前官房長官(党の役職停止1年)

 二度とこのような事態を招くことがないよう、初心に立ち返り、これまで以上に誠心誠意、政治活動に取り組み、政治、党への信頼回復のため真摯に努めてまいります。  ◇萩生田光一・前政調会長(同)

 政治資金の収支の透明化は、国民の政治に対する信頼の基盤であることを改めて自戒し、今後、政治資金の適正管理に取り組み、国民の信頼回復に努めてまいる所存です。