立民都連が酒井菜摘氏の擁立発表 衆院東京15区補選 共産と候補者調整を進める意向も示す(2024年4月4日『東京新聞』)

 
出馬の意向を表明する酒井菜摘氏(左から3人目)=東京都千代田区で

出馬の意向を表明する酒井菜摘氏(左から3人目)=東京都千代田区

 16日に告示される衆院東京15区(江東区補欠選挙で、立憲民主党東京都連は4日、元江東区議の新人酒井菜摘氏(37)を擁立すると発表した。
 同日、都内で会見した酒井氏は「江東区では驚くばかりの不祥事が続いている。信頼と寄り添いの政治が求められている」と述べた。共産が擁立を発表している新人の小堤東氏(34)について、会見に同席した手塚仁雄都連幹事長は「(昨年12月の)江東区長選でも共闘した経緯がある」と述べ、候補者調整を進める意向を示した。
 酒井氏は看護師・助産師を経て、2019年4月の区議選で初当選。2期目途中の昨年12月、江東区長選に無所属で立候補し、次点で敗れた。
 
 
 補選は柿沢未途氏=自民党を離党=の議員辞職に伴い、16日告示、28日投開票の日程で実施される。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会」設立の「ファーストの会」が新人の乙武洋匡氏(47)を擁立し、自民が推薦する方針。他に、日本維新の会の新人金沢結衣氏(33)、参政党の新人吉川里奈氏(36)、政治団体「日本保守党」の新人飯山陽氏(48)、元自民衆院議員の秋元司氏(52)、元格闘家で参院議員の新人須藤元気氏(46)が出馬表明している。