飲みサーNo.1女子のあだ名はフリーWi-Fi」「夏合宿は露天風呂で混浴」「バンドサークルでは“大麻”がまん延」神戸大「BADBOYS」は無期限活動処分だが…東京の大学生が語る“令和やばサークル”事情(2024年3月26日)

コロナ禍では新歓の中止が続いてサークルが激減

全裸イッキ、深夜のキャンパスへの不法侵入、動画撮影も…

しかし、その手のサークルが完全に消滅したわけではない。取材を進めるうちに、現役大学生からは別にこんな声も聞こえてきた。

「去年の新歓で、女性を騎馬戦のように担ぎながら『ワタシといかが?』って聞き回っている陽キャっぽいサークルは見かけました。少しでも興味を持っている子に対しては、肩に手を回してどこかに連れていってたし、友達との間でも『誰があんなヤバイサークル入るんだよ』とネタにされてました」(大学2年・男性)

「これは他大学の友達から聞いたんですけど、昨春の4月、いわゆる“ヤリサー”に入部した1年生の子がいて、新歓(新入生歓迎会)のカラオケでその子を含めた女子2人と男の先輩2人で“シテしまった”そうで…。無理やりではなかったそうですが、そのときの行為を動画に撮られてしまって困っていると言ってました」(大学1年・女性)

「テニスサークルでヤバいところは、フルーツ系の名前がついていることが多いから気を付けなとは言われてましたね。実際に友達がそういう、テニスとはなばかりの飲みサーに入ってたんですけど、『宴会場にブルーシートを敷いて吐くまで飲むからツラい』と言って半年で辞めてました」(大学2年・男性)

その一方で、現役大学生とは対照的に、コロナ禍前にキャンパスライフを過ごした元大学生からは強烈な回答を複数得られた。2021年に都内の有名私立大学を卒業したという25歳・男性は「一歩間違えれば、ウチのサークルもBADBOYSみたいにSNSで晒されてたかも」と当時を振り返る。

「自分が入ってたサークルは有名な『飲みサー』で、ふだんの飲み会でも卓ゲロするヤツが続出するので、居酒屋側に清掃費を請求されるのは日常茶飯事。なかでもヤバかったのが夏合宿で、サークルの恒例行事として女子の前で全裸でイッキ飲みするんですよ。しかも過去には、酔いつぶれた女子の陰部にイタズラしたみたいな話も聞いたこともあります。あんな光景、誰かがSNSにアップしてたら炎上して人生終わってましたね(苦笑)」

2020年に都内の私立大学を卒業したという26歳・男性も、学生時代に所属していた「飲みサー」での思い出をこう語る。

「どうせ学生時代にしかできないし、吐くまで飲むのは楽しかったのですが、そのサークルでは伝統的に酒を飲んだあとに『度胸試し』みたいなことが始まって…。『とにかくおもしろいことをしたヤツが勝ち』みたいなノリだったので、過去には酔っぱらったまま川に飛び込んだり、全裸で公園を走り回るヤツとかいましたね。なかでも悪ノリが過ぎるなと思ったのが、深夜のキャンパスへの不法侵入で、校舎の屋根まで登ってそこで二次会するって感じで…。もちろん明らかな犯罪行為なので自分は断ってましたが、今考えても異常だったと思いますね」

みんな目が真っ赤で異様な光景だった

 

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