中日『福敬登招待プロジェクト』の一環で「国際アビリンピック」銅メダル伊藤俊貴さんが始球式(2024年3月15日『中日スポーツ』)

 
◇15日 オープン戦 中日―阪神バンテリン
 
 愛知県立名古屋聾(ろう)学校の卒業生で、昨年3月にフランスで開かれた「国際アビリンピック」の家具づくり部門で銅メダルを獲得した伊藤俊貴さんが阪神戦の開始前に始球式を務め、ワンバウンドで100キロの球を投げ込んだ。
 
始球式を務めた国際アビリンピック銅メダルの伊藤俊貴さん

始球式を務めた国際アビリンピック銅メダルの伊藤俊貴さん

 同校とは中日の福敬登投手(31)が2022年から続けている「福敬登招待プロジェクト」での公式戦招待などを通じて交流。伊藤さんが銅メダルを獲得した際にはナゴヤ球場で福と対面。国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」からの復帰を目指していた福は「励みになるし、もう一段階ギアが上がりそう」と話していた。
 また、この日は同校の生徒ら15人をバンテリンドームナゴヤに招待。今年も公式戦での招待を予定している。