期限切れ「宝くじ」の行方…2億円どうなる?“意外な使い道”(2024年3月15日)


当選額は2億円。持ち主は現れなかった宝くじはどうなるのでしょうか。

 高額当選者の多いことで知られる行列のできる札幌市の宝くじ売り場。入り口の張り紙で探していたのが、2億円の当選者です。

 去年、発売された宝くじの「バレンタインジャンボ」。1等2億円は、この売り場から当選しました。ところが、支払い期限の今月14日までに…。

大通地下チャンスセンター 小林央さん
「私ども大通地下チャンスセンターには(当選者は)来られていない」

 それでは、2億円はどこにいってしまうのでしょうか…。

大通地下チャンスセンター 小林央さん
「時効になった当選金は決して無駄にはなっていない」

 2億円の当選者が現れなかった宝くじ。この2億円は、どこにいってしまうのでしょうか。

大通地下チャンスセンター 小林央さん
「時効の当選金は発売元の全国の都道府県と政令指定都市に納められて、公共事業等に役立てられている」

 宝くじの資金は全国の地方自治体が共同で出しています。

 当選金は受け取り期限内に当選者が現れないと発売元の都道府県や政令指定都市に渡るといいます。そして、その後は様々な公共事業に使われるといいます。

 おととし期限を過ぎてしまった全国の当選金は99億円にも上っています。

大通地下チャンスセンター 小林央さん
「元々、宝くじは戦後の復興資金という面もあって、ぜひ自分の夢を買いながら社会にも貢献するということでお買い求めいただければ」