「きわどいサービスで地元では有名」自民セクシー懇親会、立民塩村文夏氏がダンサー所属組織言及(2024年3月13日『日刊スポーツ』)

 

 

 立憲民主党塩村文夏参院議員は13日の参院予算委員会で、昨年11月に和歌山市で行われた自民党青年局近畿ブロック会議後の懇親会に、露出度が高いセクシー衣装を着た女性ダンサーが招かれていた問題をめぐり、この女性ダンサーに関する一部報道について「地元飲食店の間ではサービスがきわどいということで有名だそうだ」と指摘した。

 塩村氏は質問の中で、12日に配信された「NEWSポストセブン」の報道に言及。「このダンサーが所属しているところは、地元飲食店の間ではサービスがきわどいということで有名です、ということです。ステージによってはバニーガールや透けた下着に、ニップレスを付けただけという過激なコスチュームでサービスしてくれるそうです」と、報道内容を説明した。

 さらに「今回の参加者も楽しんだと報じられているチップの口移しも、ダンサーが男性の顔を触れながら、お互いの唇が接触するまでしてくれるのは知られた話ですということだ」「下着、ボリス、バニー、チャイナ服、花魁(おいらん)など、コスチュームが多様だということで、ここが多様なのかというふうに、ネットではちょっと話題になっていた」と、通常の国会質疑ではおよそ聞かれないワードに触れながら指摘。会を企画した川畑哲哉・和歌山県議(11日に自民党を離党)が、会のテーマについて「多様性」を挙げていたことと絡めたネットの皮肉にも触れた。

 塩村氏は「ダンサーの方に全く落ち度はないが、こうした(疑問の)声にきちんと応える必要があるのではないか」と、苦言まじりに、事実関係を明らかにするよう首相に迫った。

 岸田首相は、今回の会合について塩村氏から「総理の目指す多様性と一致しているのか」と問われ、「すべての方が生きがいを感じ、尊厳が損なわれることなく多様性が尊重される、包摂的な共生社会を目指すと申し上げている。こういった多様性の趣旨とは合致することはありません」と述べ、川畑氏が釈明した内容を切り捨てた。