各党の賛否は? 2024年度予算案が衆院通過 小野寺予算委員長の解任案、鈴木財務相の不信任案の賛否も(2024年3月2日『東京新聞』)

 2024年度予算案は2日の衆院予算委員会と本会議で、与党の賛成多数により可決され、衆院を通過した。憲法衆院優越規定に基づき3月中の成立が確定した。採決を巡る与野党攻防の結果、異例の土曜日の審議となった。
 
衆院本会議で2024年度予算案が可決され、一礼する岸田首相(右)ら=朝倉豊撮影

衆院本会議で2024年度予算案が可決され、一礼する岸田首相(右)ら=朝倉豊撮影

 
 首相は「参院でも丁寧に審議に臨み、早期成立に向けて努力を続けたい」と強調。立憲民主党安住淳国対委員長は裏金を巡り「逃げ切れると思ったら大間違いだ」とけん制した。
 採決では自民、公明両党が賛成。立民、日本維新の会共産党、国民民主党など野党は反対した。

◆立民が採決を迫る与党に反発して徹底抗戦

 立民は1日、小野寺五典予算委員長(自民)の解任決議案と鈴木俊一財務相不信任決議案を衆院に提出して徹底抗戦した。いずれも否決された。(共同)