日曜劇場『さよならマエストロ』の西島秀俊や『春になったら』の木梨憲武など、今期はオーバー50のイケオジ俳優たちが大活躍!
また、多様性の時代に合ったバラエティ豊かな作品が目白押しで、どの作品が刺さるかも人それぞれ。中盤に差しかかったいまからでも遅くないので、ぜひお気に入りの作品を探してみて♪
30代編集A(以下、A):1月スタートの冬ドラマも中盤を迎えています。日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』は2ケタ台の視聴率をキープ。『グレイトギフト』や『不適切にもほどがある!』も好調です。
50代記者H(以下、H):主役が西島秀俊、反町隆史、阿部サダヲと、みなさん50代。『春になったら』の木梨憲武さんは61歳。イケオジが大活躍ですね。
30代記者S(以下、S):『さよならマエストロ』は、西島秀俊のかわいらしさがあふれ出てますよね。楽員役の玉山鉄二や宮沢氷魚たちとのやりとりもほほ笑ましいし、芦田愛菜はやっぱり演技が上手。
A:西島秀俊に西田敏行がアドバイスする場面は、見ていて心が和みます。
20代大学生N(以下、N):女子高生役の當真あみのような若い人も見られる内容になっていて、幅広い世代が楽しめる作品ですね。
H:宮藤官九郎脚本の『不適切にもほどがある!』の阿部サダヲは昭和のオヤジ丸出し(笑)。
でも、コンプライアンスに縛られている令和の人間に、ズケズケとダメ出しするのが痛快なんだよね。 S:突然、ミュージカルのような展開になったときはビックリしたけれど、歌っている内容を聞いていると、そのとおり! って思うんですよね。
A:私は、働き方改革がテーマのときのミュージカルが刺さりました。会社はペーパーレス化を進めるけれど、それを言う上司が対応できてない。現場で頑張っている人からしたら、「どんどん仕事が増えるだけ!」って歌っている仲里依紗にすごく共感しちゃった。
N:昭和ではやった“チョメチョメ”って言葉とかも全くわからなくて(笑)。大人たちが「昔、俺たちの時代はこうだった」と話していることが本当だったんだとびっくりしています。
S:『グレイトギフト』は、うだつが上がらず、覇気のない反町隆史って、今までになかったキャラクターで、意外性がありました。佐々木蔵之介や津田健次郎の悪役ぶりも見応えがあるし、イケオジ好きにはたまりません!(笑)
A:病院内で球菌を使って殺人事件が起こる展開は、医療ものではかなり異色ですよね。
H:桐谷健太主演の『院内警察』も、院内交番を舞台に物語が描かれるのが新しいよね。院内の不正を暴く桐谷健太と天才外科医役の瀬戸康史のバチバチ感が、見ていてワクワクする。
N:ナースエイドの活躍を描く『となりのナースエイド』も、よくあるお仕事ものだと思っていたら予想外の展開。川栄李奈が演じるナースエイドが実は外科医だったり、彼女の姉の死をめぐる謎があったり。先が読めないと ころがおもしろい。
S:ほかにも、篠田麻里子や前田敦子といった元AKB48のメンバーが女優として台頭してきましたね。『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』で不倫妻を演じる篠田麻里子の体当たりの演技がすごい。よくぞ、この役を引き受けた! と感心しちゃった(笑)。
H:『厨房のありす』の前田敦子も、姉御肌なキャラがハマってる。門脇麦が演じる自閉スペクトラム症のヒロインが作る料理がおいしそうだし、彼女を支える人たちのアットホームな雰囲気がいい感じ。
S:永瀬廉の謎めいた青年役がピッタリですけど、『マルス-ゼロの革命-』の道枝駿佑はアウトローな感じがカッコいい! 金髪やアクションなど、これまでやってこなかったキャラに挑戦していて、新鮮だし、頑張っていると思います。
N:板垣李光人との相棒感もいいですよね! マルスのメンバーを演じる井上祐貴や山時聡真たち若手俳優の演技にも注目していきたいです。
S:私の推しは、『大奥』の亀梨和也! 将軍役でまげ姿がよく似合ってるんですよ。『大奥』といえば、やっぱりドロドロとした女同士の争いがいちばんの見どころ。御台所役の小芝風花が陰謀を巡らせる栗山千明たちにどう立ち向かっていくか、ますます目が離せません!
H:櫻井翔主演の『新空港占拠』は、今作から登場した岩瀬洋志が超イケメン! 今後、いろんな作品に出てきて、ブレークしそう。
A:あと、芸人の活躍も目立ちますね。前作から出演している情報分析官役のぐんぴぃ(春とヒコーキ)のほか、サーヤ(ラランド)、竹内まなぶ(カミナリ)が武装集団「獣」の一員を熱演しています。
N:『婚活1000本ノック』の福田麻貴(3時のヒロイン)が、ドラマ初主演なのに演技がすごくうまくて驚きました! セリフのテンポもいいし、モノローグもおかしい(笑)。
A:見逃し配信での再生数もすごいですよ。
S:福田麻貴と同じ年齢なので、婚活エピソードが刺さります。やっぱり結婚相手は見た目を重視しちゃうところとか、自分のことかな? って思うほど、めっちゃわかるんですよ(笑)。
N:私は、恋愛ドラマでは、『アイのない恋人たち』が好きです。福士蒼汰はイケメンだし、前田公輝の演技が好きなんですよ。
H:セリフもいいし、それぞれのカップルの恋愛模様が丁寧に描かれていて、ドラマの世界観に自然に没入できる。いい雰囲気だよね。
S:私は、『Eye Love You』にめっちゃハマっています! 韓国俳優のチェ・ジョンヒョプの片言の日本語や笑顔がかわいくて。二階堂ふみが演じるヒロインに積極的にアプローチする姿にキュンキュンしちゃう(笑)。
H:『君が心をくれたから』は、ヒロインが五感を失ってしまうという展開が衝撃的ですが、永野芽郁と山田裕貴がすごくピュアで、相手を大切に思うところが素敵だと思います。
A:今期、ホームドラマは少ないですが、3カ月後にこの世を去る父親と3カ月後に結婚する娘を描く『春になったら』はどうですか?
S:これはもう、キャストが実力派ばかりで安心して見ていられます。親子役の奈緒と木梨憲武の演技も素晴らしいし、2人の掛け合いを見ていると、あったかい気持ちになります。
N:恋人役の濱田岳が演じるお笑い芸人も、人柄のよさがにじみ出ていますよね。カズマルくんの芸にもだんだんハマってきました(笑)。
H:助産院や緩和ケア病院、結婚式や葬式と、人が生まれてから死ぬまでの重要なイベントが全て盛り込まれているんですよ。最後はきっと大団円を迎えるだろうと期待しています。
A:今期は何かしらの生きづらさを抱える主人公たちが問題を乗り越えていくというテーマのものが多くて、多様性の時代を反映した作品も増えましたね。見ていておもしろいだけでなく、いろいろと考えさせられます。
「女性自身」2024年3月5日号
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