今作の共演を経てグッと距離が近づいたという2人だが、遠藤は「すごく話しやすくて一方的に話しかけちゃった。最初は『絡みづらい』って言われちゃったんですけど、そういう正直なところが面白くて、どんどん話しかけちゃって(笑)」と回想。
続けて「話してほしくないときもあったらしくて…」と明かすと、長澤は「そんなことないですよ(笑)」と慌てて訂正し「これからもよろしくお願いします」と笑顔で呼びかけていた。
また、後輩の長澤が遠藤を「憲一」と呼び捨てにしていることが明かすと、遠藤は「俺から頼みました」と本人公認であることを付け加えた。
同映画は、「原作あるわけでも、アニメでもない、テレビがもとになっているわけでもない、数少ないオリジナル映画」(三谷幸喜監督)。大富豪の妻・スオミが突然行方をくらませた。スオミの失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは、彼女を愛した5人の男たち。彼らが語るスオミのイメージはそれぞれ、見た目も、性格も、まったく異なるものだった。一体、スオミの正体は?ひとつの屋敷を舞台に、三谷監督の真骨頂ともいえるサスペンス・コメディー。
解説
豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。
三谷が脚本を手がけたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では語り部を担当した長澤が、ミステリアスなスオミ役を演じた。スオミを知る5人の男たちは、元夫の刑事・草野役を西島秀俊、現夫の詩人・寒川役を三谷監督作品初出演となる坂東彌十郎、ユーチューバー・十勝役を松坂桃李、庭師・魚山役を遠藤憲一、警察官・宇賀神役を小林隆がそれぞれ担当した。
2024年製作/114分/G/日本
配給:東宝