映画監督の榊英雄容疑者が、20代の女性に演技指導の名目で性的暴行を加えたとして逮捕されました。
警視庁によりますと、映画監督の榊英雄容疑者(53)は2016年5月、東京・港区のマンションで、20代の女性に演技指導の名目で性的暴行を加えた疑いが持たれています。
榊容疑者は警視庁の調べに対し、「えん罪です」と容疑を否認しているということです。 警視庁は、ほかにも複数の女性から被害届を受理しているということで、捜査を進めています。
榊英雄容疑者
1995年、PFFスカラシップ作品として古厩智之が監督した「この窓は君のもの」の主演で俳優デビュー。下積み時代を送る中、98年に自主映画「“R”unch Time」を監督する。北村龍平監督の「VERSUS」(00)の準主役に抜てきされ、「ALIVE アライヴ」(02)では主演を務める。その後「あずみ」(03)や「北の零年」(04)、「楽園 流されて」(05)などに出演。俳優として活動する一方で、07年に「GROW 愚郎」で商業映画を初監督。「ぼくのおばあちゃん」(08)に続く「誘拐ラプソディー」(09)で第20回日本映画批評家大賞の新人監督賞を受賞。12年には特撮ドラマ「特命戦隊ゴーバスターズ」で司令官役を演じ、劇場版3作品にも出演。その後、ジョージ秋山の漫画「捨てがたき人々」や、過激すぎる内容から電子書籍として自費出版された丸野裕行の小説「木屋町DARUMA」の実写映画化でメガホンをとる。妻はシンガーソングライターの榊いずみ( 映画.com)。
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《準強姦の疑いで逮捕》「性被害」映画監督による性加害を女優が告発 脚本家からも疑問の声(2024年2月20日)
2月20日、20代の女性に演技指導の名目で性的暴行を加えたとして、映画監督の榊英雄容疑者(53)が準強姦の疑いで逮捕されていたことがわかった。
2016年5月、東京・港区のマンションで、20代の女性に演技指導の名目で性的暴行を加えた疑いが持たれている。
これまで「 週刊文春 」は、榊容疑者による多数の女優への性加害を報じてきた。性加害を告発した女優たちの証言、榊容疑者の取材への回答を報じた当時の記事を再公開する。(初出:「週刊文春」 2022年3月17日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)
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3月25日から公開予定の映画「蜜月」。同作のメガホンを取った人気映画監督の過去の女優たちへの行動を巡り、同作の脚本家から製作側に見解を問うメールが出されていることが「 週刊文春 」の取材で分かった。
俳優と映画監督の二刀流で活躍
映画「蜜月」では、主人公・美月役を人気女優の佐津川愛美が務め、義父役を板尾創路、夫役を永瀬正敏が演じている。「家庭内の性被害」にスポットを当てた作品だ。3月8日に完成披露上映会が行われたが、佐津川が登壇すると同時に感極まって泣きだす一幕もあった。この日は「国際女性デー」だったこともあり、佐津川はすべての女性たちに向けて「まだまだ生きにくい時代だと思うけど、それを解決していくのは(それぞれ)自分自身かなという思いがある」などと語り、公開を前に話題を集めている。
監督を務めたのは、榊英雄氏(51)。榊氏は長崎県五島市出身で福岡の大学を卒業後、上京。1995年に主演作「この窓は君のもの」で俳優デビューを果たした。その後は下積みが続いたが、やがて自主映画の監督も務めるように。1998年公開の自主映画「“R”unch Time」がインディーズムービー・フェスティバルで入選。2009年の「誘拐ラプソディー」では第20回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した。
「俳優業も軌道に乗り、近年はNHK大河ドラマ『西郷どん』や『いだてん』にも脇役で出演。俳優と映画監督の二刀流で活躍しています。最近は『蜜月』だけでなく安田顕と山田裕貴のW主演映画『ハザードランプ』も監督しており、こちらは4月中旬から全国で公開予定です」(映画ライター)