保育士の処遇改善 人件費、過去最大の10・7%引き上げへ 三原じゅん子担当相が表明(2024年11月22日『産経新聞』)

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三原じゅん子こども政策担当相=首相官邸(春名中撮影)
三原じゅん子こども政策担当相は22日の記者会見で、政府がまとめる経済対策に、保育士の処遇改善を盛り込むと明らかにした。「人件費を過去最大となる10・7%引き上げ、現状からの大脱却を図る」と語った。「すべての子供や若者の幸せと未来を守るとの決意のもと、子供、若者の支援・子育て支援などの取り組みを思い切って強化、加速していく」とも述べた。
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令和6年1月の保育士の有効求人倍率は3・54倍で、全職種平均の1・35倍と比べ、高い水準で推移している。一方で、厚生労働省が平成25年に実施した保育士資格があるのに保育士への就職を希望しない人たちへの意識調査で、就職を希望しない理由についての質問(複数回答可)では「賃金が希望と合わないこと」が47・5%で最多だった。三原氏は処遇を改善することで「現状から大きく脱却して飛躍的に前進させる」と話した。

子どもに就いてほしい仕事 3位「薬剤師」、2位「公務員」、1位は?(2024年11月16日『ITメディア』)
 
親世代が子どもに就いてほしいと考えている仕事は何か。AZWAY(東京都新宿区)が調査結果を発表し、1位は「会社員」(240人)だった。2位は「公務員」(201人)、3位は「薬剤師」(105人)が続いた。
1位の「会社員」については「会社に行き働いていれば給料はもらえるので安定と安心感がある」など、安定感に魅力を感じる声が集まった。2位の「公務員」を選んだ人からは、会社員と同じく安定を評価する声が挙がり、休暇の取りやすさや福利厚生もポイントに挙がった。3位の「薬剤師」については、どのような状況になっても需要がある点に評価が集まった。
4位以下は「医師」(88人)、「エンジニア」(82人)、「看護師」(77人)、「経営者」(72人)、「フリーランス」(67人)、「クリエイター」(63人)、「士業」(59人)が続いた。