苦戦が伝えられる橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』だが、いよいよ“危険水域”に突入したようだ。
朝ドラ『おむすび』と同じ脚本家が制作した“国民的ドラマ”『相棒』
「『おむすび』は10月14日放送から第3週め。視聴率は14日が12.6%で、番組開始以来最低を記録し、15日は13.4%でした(ビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区、以下同)。第1週の平均が16.1%、第2週が14.7%と急落し、そこからさらに下がっています。
14日は3連休最終日だったとはいえ、12%台は“低すぎ”といえます。翌日も13%台と回復していないことから、すでに多くの視聴者が離れてしまったとみていいでしょう」(芸能記者)
視聴者離れの原因とされているのが「ギャル」。Xには“朝からギャルはキツい”といった声があふれている。
その『おむすび』の脚本を手掛けているのは、根本ノンジ氏だ。これまで『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)やフジテレビ月9の『監察医 朝顔』などを手掛けてきたベテランで、近年は永野芽郁主演の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(TBS系)や『正直不動産』(NHK)などヒット作を連発している。
そんな根本氏が『おむすび』と並行して手掛けているのが、テレビ朝日系で放送中の『無能の鷹』だ。原作は人気コミックで、有能そうな外見とは裏腹に、まったく仕事ができないポンコツOLという主人公を菜々緒が演じている。
この『無能の鷹』、Xでは
《主人公が前向きで元気出る》
《今んとこ今期ドラマの初回ではこれが最高w》
など、高評価の声が多数みられる。そして
《ドラマ「無能の鷹」とても面白いけど脚本みたら朝ドラ「おむすび」と同じ方なんですね ってことは朝ドラはこれから面白くなるのかな?》
《脚本家さん、正直不動産や秋ドラマの無能の鷹は面白いのにどうした?!》
など、『おむすび』と比較する声も多い。
さらには、
《おむすびの脚本家見てみたら、根本ノンジさんか……典型的な原作ありきで面白い作品作れるタイプの人だからオリジナルで抜擢したらそらこうなるわなと》
《無能の鷹、おむすびと同じ脚本家なのに面白かったので原作の面白さはちゃんも生かせるってことなのかなあ。正直不動産もこの人だよね》
という分析も少なくない。『おむすび』は根本氏のオリジナルストーリーで、『虎に翼』のような特定のモデルは存在しない。
「根本氏が手掛けた『ハコヅメ』はすでに売れっ子だった永野芽郁を、さらに上の“超売れっ子”にまで引き上げた作品とされています。『無能の鷹』も、大コケした『忍者に結婚は難しい』(2023年、フジテレビ系)以来の主演となる菜々緒のリベンジ、ひいては代表作になると評判です」(同前)
一方、「橋本環奈の黒歴史になりかねない」との声も出始めている『おむすび』。“危険水域”からの浮上はーー。