前衆院議員の上杉謙太郎(比例東北)、尾身朝子(比例北関東)、杉田水脈(比例中国)の3氏は比例選単独で立候補を目指していたが、辞退を申し出た。党執行部が名簿登載に慎重姿勢だったためだ。森山氏は協議後、記者団に「3人とも不記載のことを深く反省し、再起を目指したいとの意向だった」と語った。
自民は9日、不記載があった議員と選挙区支部長の計12人を非公認とした。不記載があった他の34人は公認したものの、比例選の重複立候補を認めず、上杉氏ら3人を含め、「不記載」議員らは比例名簿から除外された。
森山氏は「自民党はルールを守る党であることを国民に示すことが大事だ。そのことを念頭に置きながら候補を決定した」と語った。