野田佳彦代表(2024年9月24日撮影)
野党各党幹部は、1日の首相指名選挙で第102代首相に選出された石破茂氏が「前言撤回」の形で早期解散戦略にかじを切ったことに対し、一斉に批判の声を上げた。
立憲民主党の野田佳彦代表は「言ってきたことを守っていない」と指摘し「議論に向き合う政治家だと思っていたが、とっとと逃げてしまうことに対し、深い失望を覚えている」と失望感を口にした。野田氏は石破氏を「がっぷり四つ」の論戦相手として認めていただけに、党利党略といわれる今回の早期解散に、憤りをあらわにした。
野田氏は本会議後のあいさつ回りで訪れた石破氏に対し、「臨時国会は延長できます。良い議論をしましょう」と国会での論戦を呼びかけたが、石破氏は「良い議論をしましょう」などと応じるにとどめた。
共産党の田村智子委員長は「軍事突出内閣だ」と指摘。