「いらん選挙やけど」不信任案可決受け、兵庫県内は“次”に備えバタバタ「“かなんな”というところ」(2024年9月20日『読売テレビ』)

 19日に不信任決議案が全会一致で可決された兵庫県の斎藤元彦知事は20日SNSを更新し胸の内を綴りました。一方、県内では“次”に備える動きが始まっています。
キャプチャ
  斎藤知事(Xより)
 「昨日不信任決議が可決されました。大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます」
 この日は登庁せず、自身のSNSを3週間ぶりに更新し、胸の内を綴った斎藤知事。
 兵庫県議会(19日)
 「不信任決議案は可決されました」
 19日、県議会で不信任案が全会一致で可決され、知事は10日以内に「辞職」か「議会の解散」を選択することになりました。
 この状況にあわただしくなってきたのが選挙管理委員会です。今朝から職員が市や町からの相談対応や、過去の選挙運営の確認作業などに追われていました。
 兵庫県選挙管理委員会・細川敬太 書記長
 「悩ましいのが、どういった選挙が行われるのか、知事の判断になるので、そこが確定していないので完全なゴーサインが出せていない」
 “念のため”の解散に備えて、あわただしく動き始めた兵庫県議も…。
 小野市選出 無所属・小林昌彦 県議
 「休み明けに『議会解散』と言ったとしても、(投票日は)10月27日」
 向かったのは選挙用の看板を製作する会社です。
 小野市選出 無所属・小林昌彦 県議
 「いらん選挙やけど…しゃーないんで、すんまへんけど頼みます」
 さらに、選挙カーの手配も。
  「とりあえず“念のため”におさえときます」
  「念のため、念のためにな。なかったら一番ええねんで」
 小野市選出 無所属・小林昌彦 県議
 「選挙になったら“かなんな”というのが正直なところ。今はまだ(選挙について)半分よりちょっと高く気持ちを置いておかなあかん…なかなか難しいとこですね」
 一方、この日JR立花駅の街頭で活動していたのは…。
 無所属・丸尾まき 県議
 「斎藤県政は違法行為、および、疑惑のオンパレード。議会による不信任決議を受け、知事の職を辞していただくしか選択肢はありません」
 本会議で知事を厳しく糾弾していた丸尾まき県議です。
 無所属・丸尾まき 県議
 「議会に非がないので、解散する大義がない。知事自身が辞職すべきで、解散が選択肢にあること自体、抵抗がある」
 辞職か、史上初の議会解散か…知事の決断はいつ下されるのでしょうか?