ヒラリー氏、アメリカ初の女性大統領誕生にハリス氏支持訴え…「懸命に働く家族の負担軽減のため戦うだろう」(2024年8月20日『読売新聞』)

 【シカゴ=向井ゆう子】2016年の米大統領選で主要政党初の女性指名候補となったヒラリー・クリントン国務長官(76)が19日、民主党大会で演説した。自身に続き2人目の女性候補となったカマラ・ハリス副大統領について「我々を前進させる人格、経験、ビジョンを備えている」と述べ、米国初の女性大統領誕生に支持を訴えた。
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19日、米民主党大会で演説するヒラリー・クリントン氏=AP
 クリントン氏は、ハリス氏が子供や家庭の問題に取り組んできたことに触れ、「懸命に働く家族の負担を軽減するために戦うだろう」と期待を示した。人工妊娠中絶の権利も「全国的に取り戻す」と強調した。
 ハリス氏は、クリントン氏が大統領選で敗北した共和党ドナルド・トランプ前大統領に挑む。

民主党全国大会が開幕 基調演説はバイデン大統領、クリントン国務長官も登壇(2024年8月20日『CNN.co.jp』)
 
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19日に開幕した米民主党全国大会の演壇の様子
(CNN) 米民主党の全国大会が19日、イリノイ州シカゴで開幕した。
19日は、バイデン大統領をはじめ、ジル・バイデン大統領夫人、ヒラリー・クリントン国務長官らが登壇する。
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 バイデン氏は今回の基調演説で、バイデン・ハリス政権の業績について語り、11月の大統領選本選で共和党候補のトランプ前大統領を打ち破ることがいかに重要かを訴える。
バイデン氏は、民主党の大統領候補ではなく、大統領候補となったハリス氏の支持者として登壇し、バトンを受け渡す用意があると明らかにした。
バイデン氏はこの数日、演説の内容を練り直してきた。バイデン氏の側近らは今回の演説について、別れのあいさつをするのではないとしつつ、バイデン氏が大統領在任中に行うものの中で最後に耳にする主要な演説のひとつとなることも認識している。
バイデン氏にとって基調演説を行うことが今回の党大会での唯一の役割ではない。デラウェア州代表団の最前列の席には「代議員」としての席が設けられている。
バイデン氏の地元であるデラウェア州の代表団の席は会場の一等地にあり、数時間後にハリス氏にバトンを受け渡すバイデン氏に対して敬意を示すものとなっている。