スピーチする組織委のエスタンゲ会長
バッハ会長はスピーチで「最初から最後までセンセーショナルな五輪だった」とコメント。セーヌ(Seine)川を舞台とした開会式を引き合いに「あえて言うなら『セーヌセーショナル』な五輪だった」と冗談めかして続けた。
また、大会組織委員会のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長は選手たちに向け、「素晴らしいことは分かっていましたが、魔法のようでした。皆さんがわれわれを幸せにし、生きていることを実感させてくれました。世界はこの瞬間をとても必要としていたのです」と述べた。 【翻訳編集】 AFPBB News
スピーチをするバッハ会長(AP)
◇11日 パリ五輪 閉会式(フランス競技場)
閉会式では国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長(70)がスピーチし、”親父ギャグ”を飛ばす場面があった。
ドイツ出身のバッハ会長はパリ五輪を「より若く、よりアーバン、より包摂的でより持続可能な大会を初めて体現し、男女同数参加を実現した初の大会でした」と回顧。「開会から閉会までセンセーショナルなオリンピック。いえ、あえて言えば”セーヌ・セーショナル”なオリンピックでした」と開会式の舞台となったセーヌ川を引っかけ、ダジャレを披露した。
選手たちからは一瞬間を置いてから拍手が起こり、言い終わったバッハ会長もややドヤ顔気味に会場を見渡した。